りんごの収穫に向けて

まもなく「サンふじ」収穫|葉摘みをしています

2020.11.05


りんごも大きくなり、赤色がしっかりしてきました。

農園では、「葉摘み」という作業をしています。
「葉摘み」とは、りんごの実全体に色がきれいにつくように、太陽光を遮る葉を摘み取る作業です。
下の写真のように、果実の上部にある葉を、陽が当たる程度摘み取ります。

左が葉摘み前、右が葉摘み後

この作業は、りんごの木一本一本に脚立をかけて、りんごひとつ一つの様子を見ながら、葉を摘んでいきます。
実は気の遠くなるような、根気のいる作業なんです。
そして、葉を摘み取ったら、果実に色のついていない(緑色の)部分をお日様の方にクルっと回して作業完了。これを繰り返すことで真っ赤にきれいに色づいたりんごを収穫できるわけです。
「葉摘み」にはひとつポイントがあり、葉を取りすぎると光合成が少なくなり、果実に栄養が行き渡らなくなるため、加減しながら繰り返し行うことが大切。
もう2週間ほど、この作業を繰り返すと、いよいよ収穫を迎えます。

こうやって、一個一個のりんごの様子を日々確認していると、りんごがちゃんと育ってくれると嬉しいですし、実の付きが悪い木があると、どうしたのかなと心配にもなります。

今年の「サンふじ」は、元気に育っていますが、少し割れのある実が多いように思います。
今は、それが心配です・・・。