サンふじについて

豊潤でコクのある味「サンふじ」

木になったまま熟した「サンふじ」は大きさに関係なくズッシリ重く、お尻が黄色くなります。コクのある味を出すためには葉と実に充分太陽の光が当たり、夜は冷涼で降水量の少ない肥沃な土壌が必要です。

蜜入り

熟すまで木にならせておいた「サンふじ」を割ると黄色く蜜が入っているように見えることがあります。これはソルビトールという糖分の一種で一般的に「蜜入り」と言われております。
当地区では古くからよく蜜が入ることで知られており、「サンふじ」の収穫期の11月はほとんどに蜜が入っております。蜜は収穫後少しずつ果肉に吸収され、12月下旬から1月にかけて見えなくなってしまいます。蜜のたくさん入ったもの程早くやわらかくなります。
※蜜入りの程度はその年の天候に左右され、蜜の入りにくい年もございます。
今年度の作柄・蜜入りの程度など詳しくはサンふじの収穫が始まるころ(11月中旬頃)、お知らせにてご案内いたします。

ずっと美味しくお届けするために

信州の厳しい冬の剪定作業、春はミツバチによる受粉作業、りんごの美しい花の時期から実が膨らんでからの摘果作業。信州の美しい自然の中で大事に育てたりんごを「ずっと美味しくお届けするため」にスタッフは日々努力を重ねています。
信州の美しい四季の様子や農園の作業の様子はブログ「果樹園ノート」にて公開しております。

選別は丁寧に手で行います

収穫期のりんご畑では収穫したばかりのりんごを丁寧に選別を行います。
経験豊かな当園スタッフによって色・形・そして蜜入りの具合などを見定めて選別を行っております。
そうして集められたりんごたちは農園の倉庫で選果機で仕分けられ、鮮度保持のために大型冷蔵庫でお届けの日を待ちます。

「ふじ」と「サンふじ」の違いは?

「ふじ」と「サンふじ」の木は同じものですが、生育期にりんごに袋をかけて栽培したものを「ふじ」、袋をかけないで栽培したものを「サンふじ」と呼んでいます。
袋をかけて栽培した「ふじ」は収穫直前に袋を取り外しますので、色づきが良くなります。袋をかけないで栽培した「サンふじ」は太陽の光をたっぷり浴び、風雨にさらされて育ちますので、多少表皮が荒れますが、ビタミン・ミネラルも豊富になり、りんご本来の豊潤でコクのある味になります。